RDSパラメーターグループはいつ変更が有効になるのか?
DBパラメーターグループについて
AWS RDSはDBエンジンごとにデフォルトのパラメーターグループが定義されています。 エンジンデフォルトのパラメーターグループはパラメーターを一切変更できないため、ユーザー独自のDBパラメーターグループを定義することもできます。
では、ユーザー独自のDBパラメーターグループのパラメーターを変更した時、その変更はRDSインスタンスにはいつ有効になるのでしょうか?
パラメーターの適用タイプについて
DBパラメーターグループの各パラメーターは「適用タイプ」("Apply Type")という属性を持っており、この値が dynamic/static のどちらなのかによって挙動が異なります。
dynamic の時
dynamic パラメーターは、ほぼ即時に変更が有効になります。
パラメーターグループの同期状態は in-sync → applying → in-sync と遷移します。
MySQL 系データベースエンジンで言えば Dynamic System Variables に分類される変数が該当します。
static の時
static パラメーターはRDSインスタンスをリブートすると、変更が有効になります。
パラメーターグループの同期状態は in-sync → pending-reboot → [INSTANCE REBOOT] → in-sync と遷移します。
注意
変更できないパラメーター
ユーザーはすべてのパラメーターを変更出来るわけではありません。 変更出来るのは「変更可能」("Is Modifiable")が true のパラメーターだけです。
パラメーターグループの付け替え
パラメーターグループを変更する場合、RDSインスタンスのリブートが必須です。
デフォルトのパラメーターグループを設定していたインスタンスに対して、パラメーターを変更するために、ユーザー定義のパラメーターグループに変更するようなケースが該当します。